身内が亡くなったあとの主な手続きとそのリスト/必要な手続きの全体像、それぞれの期限と提出先などをくわしく解説

身内が亡くなったあとの主な手続きとそのリスト/必要な手続きの全体像、それぞれの期限と提出先などをくわしく解説

葬儀の準備と並行して、期限のある重要な手続きが次々と迫ってきます。亡くなられた後に必要な手続きの全体像、それぞれの期限と提出先、手続きを怠った場合のリスク、そして専門家に依頼するメリットまで、具体的な行動に移せる情報を分かりやすく解説します。

身内が亡くなったあとの主な手続きとそのリスト


身内が亡くなったあとの主な手続きとそのリスト


大切なご家族を亡くされた悲しみの中で、多くの手続きに直面し、何から始めればよいのか分からずお困りではありませんか。葬儀の準備と並行して、期限のある重要な手続きが次々と迫ってきます。「手続きを忘れて不利益を被らないだろうか」「どこに何を届け出ればいいのか」といった不安を抱える方は少なくありません。


実は、死亡後の手続きには厳格な期限が設けられているものが多く、期限を過ぎると年金や保険金の受取額が減ったり、相続税の控除が受けられなくなったりするリスクがあります。また、2025年現在、相続登記の義務化やマイナンバーカードの返納など、法改正により新たな手続きも加わっています。


この記事でわかること:死亡後に必要な手続きの全体像、それぞれの期限と提出先、手続きを怠った場合のリスク、そして専門家に依頼するメリットまで、具体的な行動に移せる情報を分かりやすく解説します。



死亡後の手続きとは?


死亡後手続きの定義と現状

死亡後の手続きとは、故人の法的・社会的な関係を整理し、遺族が相続や各種給付を適切に受けるために必要な一連の届出や申請のことです。役所への届出、年金・保険の手続き、相続関連の手続きなど、関係する機関は10か所以上に及びます。


なぜ重要なのか

これらの手続きには法律で定められた期限があり、期限を守らないと以下のような不利益が生じる可能性があります。

  • 年金の過払い金の返還請求を受ける
  • 葬祭費や埋葬料などの給付金を受け取れなくなる
  • 相続税の控除や特例が適用されず、税負担が増える
  • 相続登記を怠ると過料(10万円以下)が科される(2024年4月から義務化)
  • 公共料金の引き落としが続き、無駄な支出が発生する


よくある悩み・トラブル事例


ケース1:年金の手続き遅れで返還請求

Aさんは父親の死亡後、葬儀や法要に追われ、年金受給停止の手続きを3か月後に行いました。その間に振り込まれた年金約45万円について、年金事務所から返還請求を受け、さらに延滞金も発生してしまいました。


ケース2:相続登記を放置して過料

Bさんは母親から相続した実家の名義変更を「急がなくてもいい」と放置していたところ、2024年4月の相続登記義務化後に過料通知が届きました。正当な理由なく3年以内に登記しなかったため、10万円以下の過料が科される可能性があります。


ケース3:高額療養費の請求期限切れ

Cさんは夫の入院費が高額だったため、高額療養費の払い戻しを受けられるはずでしたが、葬儀費用の支払いに追われて申請を忘れ、2年の時効により約30万円の給付を受けられなくなりました。


放置するとどうなるか:多くの給付金や控除には2年から5年の時効があり、期限を過ぎると一切受け取れなくなります。また、相続放棄は3か月以内、相続税申告は10か月以内など、短期間での判断が求められる手続きもあります。


手続きの流れと必要書類


期限別手続き一覧


期限 手続き内容 提出先 必要書類
7日以内

死亡届の提出
火葬許可申請

市区町村役場 死亡診断書、届出人の印鑑、本人確認書類
14日以内

年金受給停止
世帯主変更届
介護保険資格喪失届
マイナンバーカード返納
葬祭費・埋葬料請求
高額療養費請求
生命保険金請求

年金事務所
市区町村役場
健康保険組合
市区町村
保険会社

年金証書、死亡診断書、戸籍謄本、
葬儀費用の領収書、保険証券

3か月以内

相続放棄・限定承認
(必要な場合)

家庭裁判所 戸籍謄本、財産目録、申述書
4か月以内

準確定申告
(所得税)

税務署 確定申告書、源泉徴収票、医療費控除関係書類
10か月以内

相続税申告
(基礎控除超の場合)

税務署 戸籍謄本、遺産分割協議書、財産評価明細書
3年以内

相続登記
(不動産の名義変更)

法務局 登記申請書、戸籍謄本、遺産分割協議書、印鑑証明書
5年以内

遺族年金請求
未支給年金請求

年金事務所 年金請求書、戸籍謄本、住民票、収入証明書

*リストの項目は主要な手続きのみです。
 その他の手続きもありますので、ご注意ください。

手続きの基本ステップ

  1. 死亡届の提出(7日以内):医師から死亡診断書を受け取り、市区町村役場に提出します。同時に火葬許可申請も行います。
  2. 年金・保険関係の手続き(14日以内):年金受給停止、健康保険の資格喪失届、介護保険証の返納、マイナンバーカードの返納を行います。
  3. 公共料金・契約の名義変更:電気、ガス、水道、電話、インターネットなどの契約者変更や解約を行います。
  4. 金融機関への連絡:銀行口座の凍結解除、預金の相続手続きを進めます。
  5. 相続関連手続き:遺産分割協議、相続登記、相続税申告(必要な場合)を期限内に完了させます。


2025年の注目ポイント:2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から3年以内の登記が必要になりました。また、マイナンバーカードは死亡後14日以内に返納することが義務付けられています。


専門家のサポート内容


自分でやる場合との比較

死亡後の手続きを自分で行う場合、平日に何度も役所や年金事務所に足を運ぶ必要があり、仕事を休んだり、書類の不備で何度も出直したりすることが少なくありません。また、専門知識がないと、受けられる給付金を見落としたり、税務上の特例を活用できなかったりするリスクがあります。


行政書士に依頼するメリット

  • 時間と労力の大幅削減:複雑な書類作成や役所への届出を代行し、遺族の負担を軽減します。
  • 手続き漏れの防止:チェックリストに基づき、すべての必要手続きを期限内に確実に完了させます。
  • 給付金の最大化:葬祭費、遺族年金、高額療養費など、受け取れる給付金を漏らさず申請します。
  • 相続手続きのサポート:遺産分割協議書の作成、相続人調査、相続関係説明図の作成など、相続全般をサポートします。
  • 他士業との連携:相続税が発生する場合は税理士、相続登記は司法書士、相続トラブルは弁護士と連携し、ワンストップでサポートします。


当事務所でできること

  • 死亡届から相続手続きまでの全体スケジュール作成
  • 各種届出書類の作成と提出代行
  • 年金、保険、給付金の請求サポート
  • 遺産分割協議書の作成
  • 相続人調査と戸籍謄本の収集
  • 金融機関の相続手続き代行
  • 公共料金・各種契約の名義変更サポート


よくある質問(FAQ)


Q1. 死亡届は誰が提出できますか?

同居の親族、その他の同居者、家主、地主、後見人などが届出義務者となります。実務上は葬儀社が代行することも多いですが、届出人として家族の署名が必要です。


Q2. 相続放棄はどんな場合に必要ですか?

故人に借金などマイナスの財産が多い場合や、相続トラブルに巻き込まれたくない場合に検討します。ただし、相続放棄すると預金などプラスの財産も一切相続できなくなるため、慎重な判断が必要です。


Q3. 葬祭費はいくらもらえますか?

国民健康保険の場合は3万円~7万円(自治体により異なる)、健康保険の場合は埋葬料として5万円が支給されます。申請期限は葬儀を行った日から2年以内です。


Q4. 相続税はいくらから発生しますか?

基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」です。例えば相続人が配偶者と子2人の計3人なら、4,800万円までは相続税がかかりません。


Q5. 銀行口座はいつ凍結されますか?

金融機関が死亡の事実を知った時点で口座が凍結されます。公共料金の引き落としもストップするため、早めに名義変更や解約の手続きを進める必要があります。


Q6. 遺言書が見つかった場合はどうすればいいですか?

自筆証書遺言の場合は、家庭裁判所で検認手続きが必要です。公正証書遺言の場合は検認不要で、すぐに内容に従った相続手続きを進められます。勝手に開封すると過料の対象になるため注意が必要です。


Q7. 専門家への依頼費用はどのくらいですか?

手続きの内容や財産額により異なりますが、基本的な死亡後手続き一式で10万円~30万円程度が目安です。相続財産の調査や遺産分割協議書作成を含む場合は、さらに費用が加算されます。初回相談は無料の事務所が多いので、まずはご相談ください。


まとめ:今すぐ取るべきアクション


手続きチェックリスト

  • 死亡届の提出と火葬許可の取得(7日以内)
  • 年金受給停止の手続き(14日以内)
  • 健康保険・介護保険の資格喪失届・葬祭費・埋葬料の請求(14日以内)
  • マイナンバーカードの返納(14日以内)
  • 世帯主変更届の提出(14日以内、該当する場合)
  • 公共料金・各種契約の名義変更または解約
  • 金融機関への連絡と口座凍結の確認
  • 生命保険会社への連絡と保険金請求
  • 遺産分割協議と相続登記(3年以内)
  • 相続税申告の要否確認(10か月以内)


次のステップ

まずは、故人の契約書類、通帳、保険証券などを集め、全体像を把握することから始めましょう。期限の迫った手続きから優先的に進め、並行して相続財産の調査を行います。


手続きが複雑で不安な方、仕事で時間が取れない方、給付金を漏らさず受け取りたい方は、専門家への相談をお勧めします。初回相談で全体のスケジュールと費用をご説明しますので、安心してご依頼いただけます。


無料相談のご案内

当事務所では、身内が亡くなった後の手続きに関する初回無料相談を実施しています。
相談方法:対面、電話からお選びいただけます。


所要時間:約60分


持ち物:死亡診断書のコピー、お手元にある契約書類など
お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。あなたの状況に合わせた最適な手続きプランをご提案いたします。

ひろさわ行政書士事務所

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